ちさのの日常的思考

ふだん思ったこと何でも書いてるブログ。真面目なことから馬鹿らしいことまでやってます。「今回の記事も相変わらずだな!」くらいの気持ちで読んでくれると嬉しいです。

世の中だいたいスペクトラム

世の中、だいたいのことはスペクトラムだと思う。


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スペクトラムといってもこれのことじゃなくて。

理系的にはこれであってるんだけど。

wikiさんで「スペクトラム」と引いてみるといろんな意味がある。
こちらがそのページのスクショ(フリー百科事典Wikipedia,2015/08/26)。

 

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この中で、私の今いいたい意味は一番上の「連続体」にあたるのだろうか?
なんで主張しておきながら曖昧なのか、というのは、もうただ、申し訳ない。

ただ、私が良いたい「世の中だいたいスペクトラム」とは、
ものごと、AかBかじゃなくて、AとBの間にゆるやかに変化していく。
AとBの間にも、ちゃんと広がってるものがある。


……スペクトラムというより、グラデーションと言ってしまった方がいいのだろうか?


***


ちょっと、極端な例を挙げてみる。

■■■

これは、何色だろうか?
白だろうか?黒だろうか?

……灰色だろ??

これ、カラーコード「#808080」。
白(#FFFFFF)と黒(#000000)のちょうど真ん中みたいな色。
つまり、究極の灰色(笑)です。


では次、これは、白でしょうか、黒でしょうか?

■■■

……灰色だろ??(2回目)

さっきより白いけど、灰色ですよね?
美術とか専攻してる方からすればちゃんとした色の区分があるのかもしれませんが…。
これのカラーコードは「#999999」。さっきより確かに白いです。


ここでもし、世の中のことをスペクトラム状に考えなかったら、この白めの灰色は「白」です。
さっきの「究極の灰色(笑)」が白と黒の真ん中で、そこに境界線が引かれているのならば、残念ながらあいつは白です。
あの「究極の灰色(笑)」よりもちょっとでも白ければ「白」だし、ちょっとでも黒ければ「黒」です。


……つまり、そういうことです。

物事、明確に境界線が引ける違いなんてない。
分類して考えるために、ある値を基準に線を引いているだけ。
だから、境界線を越えてすぐと越える直前なんて、たいした違いはない。



***


最後に。
だから、ちょっと考えてみてほしいと思う。

すべての人が自分とは全く違く隔絶された人ではなくて、スペクトラム上に変化した先にいることを。

「子どもって~~だよねー。」と言うとき、子どもと大人の違いなんて20歳という境界線を引いただけだということ。
19歳も20歳もたいして変わらないし、20歳も21歳もたいして変わらない。
そう考えていくと、みんなたいして変わらない。

誰かを異常だと思うとき、その異常さもスペクトル状に変化した先にあること。
自分は正常であいつが異常、そう思っていたのに、自分はもしかしたら、境界線のギリギリで正常側にいるだけかもしれない。

そう思ってみたら、もっと、人のことを想えるんじゃないかな。


……という、ただの23歳女子の思うことです。
私のという1人の1意見でしかないのに、あんまり偉そうなこと言っちゃいけないね!(*´ω`*)