ちさのの日常的思考

ふだん思ったこと何でも書いてるブログ。真面目なことから馬鹿らしいことまでやってます。「今回の記事も相変わらずだな!」くらいの気持ちで読んでくれると嬉しいです。

国語(現代文)の成績に伸び悩むならカウンセリングが必要かもしれない

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この土日はセンター試験ですね。土曜の夕方ごろに「今年のセンター試験の国語の出題がやばいww」みたいな噂を耳にして、今日気になって新聞に飛びついたところでございます。結果、評論の語尾が「ですます調」だったので読むのを諦めました。大学入って「である調」の文章ばっかり読んできた私には抵抗がすごかった。高校時代の私はあの文章を抵抗なく読めていたのだろうか?正直あのころと今ではいろいろな変化がありすぎて想像してみることも難しかった。

当時と今の私の違いという点から、本記事のタイトル「国語(現代文)の成績に伸び悩むならカウンセリングが必要かもしれない」につながる。実際のところ、私自身も現代文の成績に伸び悩む高校生だった。というか、成績が全体的に伸び悩む受験生だった。「勉強の成果は時間が経ってから出てくる!だから心配するな!!」という先生の言葉を片耳にとりあえず勉強はしていたものの、全く伸びなかった。正直そんな気はしていた。

私の全体的な成績の伸び悩みの原因は私にしかあてはならないものかもしれないと感じているが、これを国語の現代文にのみ限定した要因ならば、私意外にもあてはまる人は少なからずいるのではないかと思っている。これは私の感性で「あ、この人、カウンセリング受けた方がいいな」と思う人をしばし見かけるからで、このカウンセリングを受けた方がいいと思う理由が現代文の成績が伸び悩む理由につながると考えているからである。

 

……前置きが長くなるのは私の改善すべき悪い癖だが、もう終わるのでちょっと勘弁して頂きたい。私が「この人、カウンセリングを受けたほうがいいな」と思ったり、現代文の成績の伸び悩みにつながると考えていることは、

「伝えたいことが多すぎる」

これです。伝えたいことが多すぎるんです。誰かに話したい、伝えたい、わかってほしい、そう思っているけれど伝えきていない気持ちや考え方がその人の中にいっぱいあるんです。

伝えたいことがいっぱいある。そんな状態ならば、誰かの意見や考え方を少しでも耳にしたとき、「自分はこう思う!」「自分はずっとこんな風に考えてた!」そんな思いが自分の中で湧きあがり、それを話したい、伝えたいと思うばかりで、他人の話を客観的に聞くことができなくなってしまうものだと思うのです。何より私がそうでした。

これは現代文の読解においても同様のことが言えると思う。評論および小説の内容を客観的に読んで、その中に書いてあることのみから理解する、これが現代文の試験問題の読み方、解き方である。そんな中で、伝えたいことが多すぎると、評論や小説を読み進むにつれて「わかる!!」とか「自分はこう思う!!」とかそんな思いばかりが湧きあがってしまい、客観的に自分と違う作者の考えや登場人物の感情として読み解いていくことが困難なのではないだろうか。

評論や小説問題を解くにあたり、「あ、君はそういう考え方をする、そういう人なのね」という一歩退いたドライな視点が大事なのではないかと思う。私がこの視点を身に着けたのは大学進学後で、それ以降センター試験国語なんて解いていないから、何も実証できていないが、高校時代の私より、今の私の方が評論や小説なら解ける気がする(古文漢文はもう文法を忘れ去っているので当時の方が解けたと思うが)。

では、そんな客観的な視点を身に着けるにはどうしたらいいか。何より、自分の中にあふれる伝えたい事を伝えて、外に出し切ってしまうのが良いと思う。日常の中でそんな機会が得られればいいのかもしれないが、現状で伝えたい事が溜まりに溜まっているのならば、そんな機会が日常の中では得難いという何よりの証拠ではないかと思う。そして、想像するにそんな溜まりに溜まった考えや気持ちは、聞く方もなかなかに骨が折れるだろう。だからカウンセリングを受けることで、溜まった思いを伝える機会をきちんと設け、カウンセラーという話を聴くことのプロに託してみる、というのが良い手だと私は思っている。

ちなみに興味はないとは思うが、私がこうして今ブログを書いているのも、この話を伝えたくてしょうがなかったからである。今の私は評論や小説といった国語の問題を解くことはないが、他人の話を聞いたりする機会はある。そのときに「自分が話したい」という思いが募り、聞けなくなるのは個人的にただ嫌なので、こういう場で語ることにしています。

伝えたい事が本当に多すぎるときは話が支離滅裂になりやすいので、ある程度落ち着いてきて、それでも伝えたいことがたくさんあるならブログもおすすめかもしれません。しかし、まず個人的にはカウンセリングをおすすめしたいです。漠然と「なんかカウンセリング良いらしい!」という話ではなく、私の大学時代に数年の間はカウンセリングを受けていたという経験から話しています、ご安心(?)を。